abs_agent は Raspberry Pi や PC/AT互換機等の Debian GNU/Linux 系のOS が動作するコンピュータにインストールすることが出来ます。(写真の Raspberry Pi は製品には含まれません)
■製品名
abs_agent

■製品概要
abs_agent はゲートウェイやセンサーノードを作成するための開発・運用サーバーシステムです。

abs_agent では、センサーデバイスや I/O 装置をコントロールするシステムを簡単に構築するための動作・開発環境を提供します。クラウドへデータを定期的に送信するような大規模なデータを扱うシステムや、LAN または組み込み環境等の処理スピードが要求されるセンサーネットワークシステムも、テキストエディタでスクリプトを作成するだけで簡単に構築することができます。

abs_agent は、システムを動作させる現場でテキストエディタだけで簡単にシステムを構築・変更できます。このため、特にプロトタイプを作成する段階で、機能や動作の変更を繰り返す場合などに適しています。また同時に、abs_agent は長時間の運用にも安定して動作させることができるように設計しています。サーバープログラムはネイティブにコンパイルされていますので高速動作して、使用するメモリリソースを最低限に抑えています。ユーザースクリプト部分も Lua の特徴である高速動作と、abs_agent が持つスクリプトエンジンのキャッシュ機能によって、スクリプト起動・終了を繰り返すようなイベント処理でもでもパフォーマンスが落ちることはありません。

abs_agent は汎用のゲートウェイ装置に組み込んでセンサーネットーワークを構築するのに最適です。また、ユーザー毎に現地でのカストマイズが必須なシステム製品に利用する場合にも適しています。

abs_agent では標準的でオープンな技術を使用してシステムを構築しています。ネットワーク通信には TCP/IP や、その上で動作する HTTP, MQTT 等のプロトコルをサポートしています。また、スクリプト制御にはスピードと安定性で実績のある Lua を使用しています。このため、システムを入れ替えたりバージョンアップする場合でも最低限のコストで移行することも可能です。

abs_agent プログラムは、市販されている Linuxボード(Raspberry Pi等)や組み込み用の Linux システムにインストールすることができます。ハードウエアタイプ別にバイナリパッケージを提供していますので、直ぐにインストールして使用できます。お客様独自のハードウエア向けに、abs_agent プログラムを移植して特注パッケージを提供することもできます。この場合にはお客様独自のハードウエア機能を、追加のライブラリ関数やイベント機能として提供することもできます。

オールブルーシステムでは、お客様に abs_agent インストールキットをオールブルーシステムのホームページからダウンロード・インストールしていただいて、後でメールでライセンスを送付するライセンス商品をを提供しています。

■ライセンス価格(スタンダードライセンス)
¥980円

ご購入は、ライセンス製品購入ページからご注文お願いします。(メールでのご注文も可能です)

(上記価格は予告なく変更される場合があります、ご了承下さい)

■abs_agent の主な機能:

●シリアル接続の測定器やアクイジション装置を接続してデータの取り込みができます。
●カードリーダやバーコードリーダ等を接続したシステムを簡単に構築することができます。
●MQTT ブローカにスクリプト中からメッセージを送信したり、任意のトピックを購読して受信したメッセージを簡単にセンサーネットワークで利用できます。
●シリアルコントロール用のリモートI/O 装置を接続できます。
●Arduino CPU ボード等で使用される FIRMATA プロトコルをサポートしていますので、PC と連携したシステムが簡単に構築できます。
●GPS装置から出力される NMEA データを簡単にとりこめます。
●システム全体の動作をコントロールするための高速スクリプト機能
●複数のデバイスからのイベントに応答して処理をするためのイベントハンドラ機能
●外部のユーザープログラムやEXCEL(VBA) 等から abs_agent を利用するための専用APIライブラリ(DLL)提供
●グローバル共有データ機能による、スクリプトやイベントハンドラ間で利用可能なスレッドセーフなデータ処理ができます。
●サーバー内の動作状態やユーザー作成のメッセージをログサーバーに出力する機能
●Web サーバー(HTTPサーバー) 機能
●Web API 経由でログイン認証、スクリプト実行、共有変数や文字列リスト操作、ログ出力が可能。また Web API アクセス用のセッション管理機能も提供。

その他の機能や詳細は左記の abs_agent ユーザーマニュアルをご覧下さい。

■製品の特徴

(1) Linux 上のデーモンプロセスとしてサーバーが動作して、定期的なセンサーデータ取得や他のシステムとの通信、I/O 操作などを自動で行います。

(2) システムの動作は、ユーザーが定義した Lua スクリプトでコントロールすることができます。簡単なテキストエディタを使用するだけで複雑なシステムを簡単に構築できます。システムを設置した現地でのデバッグ作業も容易に行うことができます。スクリプトエンジンには Lua (ver5.2.3) を使用していて、高速動作とスクリプト記述の柔軟さを実現しています。

(3) コンピュータに接続されたシリアルポートに簡単にアクセスできます。文字列や各種バイナリデータを受信したときの動作を作成できます。また、シリアルポートには計測器や I/O 装置、Arduino CPU ボード等を接続することができます。

(4) MQTT ブローカとの接続機能を使用することができます。ブローカにトピックと QoS を指定して任意の文字列メッセージやバイナリデータを送信したり、購読対象に指定したトピックをブローカから受信して abs_agent のイベントハンドラスクリプトで処理することができます。abs_agent で定義したエンドポイントを使用して複数の MQTT ブローカと同時に接続することもできます。

(5) abs_agent で発生するイベントやユーザースクリプトから詳細なログ情報を出力できます。ログは、abs_agent が動作しているコンピュータとは別に、Windows PC 上に設置した ABS-9000 DeviceServer付属のログサーバー機能を使用します。ログサーバーは、複数の abs_agent が動作しているコンピュータからのログ情報を一括して保存、管理できます。abs_agent が出力するログを管理するための ABS-9000 DeviceServer のログサーバーはフリーでご利用になれます。

(6) マイクロソフトのエクセル VBA や Win32 アプリケーションからリモートの abs_agent の機能を利用するために、API (DLLライブラリ)も提供しています。 API を使用して、ネットワーク接続された複数のクライアントPC で、エクセル(VBA)に簡単にデバイスの情報(A/D 変換値等)を取り込んで、グラフに加工することも簡単にできます。

(7) Raspberry Pi 用にビルドされた abs_agentでは、ハードウエア機能に直接アクセスする機能を提供しています。GPIO, SPI, I2C を操作するためのライブラリ関数を提供しています。また、GPIO のデータが変化した場合には abs_agent 側でイベントハンドラを実行するように設定できます。






■こちらからインストールキットに同梱されているドキュメントをご覧になることができます。

abs_agent ユーザーマニュアル (pdf ファイル形式)

■ダウンロード
ライセンス商品用の最新版インストールキットや、マニュアル類はこちらからダウンロードできます。

フリー版ライセンスとスタンダードライセンスについて
abs_agent インストールキットにはフリー版のライセンスコードが同梱されています。個人目的で使用される場合には、そのままライセンス入力操作をされなくても動作期間の制限無く御使用になることができます。

フリー版ライセンスでは、業務・商用利用目的での使用やお客様自身の製品やサービスへの組み込み、接続シリアルデバイス数や MQTT エンドポイント数、リモートクライアント数などに制限があります。オールブルーシステムからスタンダードライセンスを購入されると、利用目的制限や機能制限が無いライセンスファイルをお送りします。

スタンダードライセンスではフリー版ライセンスの下記制限が以下の様に解除されます。

*同時スクリプト実行数 16 => 無制限
*MQTT エンドポイント登録数MAX 1 => 無制限
*MQTT QoS=0 のみ指定可能 => 全て(0,1,2) の QoS が指定可能
*シリアルデバイス登録数MAX 1 => 無制限
*リモートからのアクセス許可を与えるホスト名リストの登録数MAX 1 => 無制限
*ユーザーが提供する製品やサービス中にスタンダードライセンスされた abs_agent を同梱して第三者に提供可能。(この場合、オールブルーシステムは第三者への直接のサポートは行いません。詳しくはお問い合わせ下さい)

計測器や通信モジュールの専用通信フォーマットにも対応できます
シリアルデバイスに接続する計測機器や制御機器、通信モジュール等が使用する専用のバイナリフォーマットに対応することもできます。仕様書と実機を提供いただけましたら、abs_agent カストマイズ版または標準機能に追加する形で対応します。この場合には、専用のシリアルデバイスタイプとイベントハンドラ、スクリプト操作用のライブラリ関数を追加します。詳しくは メールでお問い合わせ下さい。

お客様独自のハードウエアで動作する abs_agent の作成
オールブルーシステムでは、お客様のハードウエア環境に合わせたバイナリパッケージを用意することができます。基本的には、Debian GNU/Linux 系のネイティブ開発環境が構築できれば abs_agent を移植可能です。

プロセッサ固有の機能(A/D 変換等)がある場合や、Serial, SPI, I2C バスに接続される拡張ボード等のインターフェイスに合わせたライブラリ関数を作成することも出来ます。ハードウエアにアクセスする場合には Linux sysfs ファイルシステムやドライバのドキュメント、メモリマップで直接アクセスする場合には、プロセッサの資料があれば対応できます。お気軽にお問い合わせ下さい。。

ライセンス発行もハードウエア毎のMACアドレス認証ではなく、予め決められた個数分の共通キーを使用したライセンスをお客様が持つことも可能です。この場合にはお客様独自のバイナリパッケージのサポートを含めてオールブルーシステムが提供致します。詳しくは メールでお問い合わせ下さい。