■製品名
TDCP328 CPU(ファームウエア書き込み済み CPU)

■製品概要
TDCP for ATmega328ファームウエア書き込み済み ATmega328P CPU

■価格
¥900円

■ご購入
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■製品説明・特徴
TDCP328 CPUは、Arduino UNOや、その他 Arduino 互換機のCPU ボードで動作する、TDCP for ATmega328 ファームウエアを予め書き込んだ CPU です。

Arduino に元から搭載されている ATmega328 または ATmega168を この TDCP328 CPU と入れ替えることで、リモート接続機能をもった CPU ボードを作成して直ぐにご利用いただけます。AVR ライタをお持ちでない方でも、直ぐにファームウエアの書き換えを出来るようにしました。Arduino には XBee シールド等を接続して、シリアルポート経由で XBee デバイスがアクセス可能な状態になっている必要があります。(詳しくは左記のマニュアルをご覧下さい)

TDCP328 CPU を搭載可能な Arduino 互換機は CPU が DIP パッケージタイプ、CPU ソケット付きで、動作クロックが 16MHz.、動作電圧が 5 V のものに限ります。その他のタイプの Arduino 互換機で TDCP for ATmega328 を動作させる場合には、Arudino ボードに搭載された ICSPピンヘッダから、AVRライターでファームウエアを直接書き込むこともできます。こちらから最新のファームエアをダウンロードして下さい。

TDCP は、Atmel Atmega328P マイクロプロセッサ用のファームウエアで、XBee series1 (XBee 802.15.4 RF Module) デバイスと組み合わせて、リモートからマイクロプロセッサ上の I/O ポートや A/D 機能を操作することができます。

TDCP は全ての操作を XBee デバイスの RF データパケット中に埋め込んだコマンド(TDCPコマンド)で行います。離れた場所から、I/O ポート操作や設定値の変更など全ての操作が行えます。

TDCP for ATmega328 の主な機能は下記の様になっています

●リモートから指定した値を I/O ポートに出力することができます。
●I/O ポート入力値をリモートで取得することができます。
●A/D 変換値をリモートで取得することができます。
●I/O ポート入力変化時にイベントデータパケットをリモートに送信することができます。
●予め設定した間隔で、定期的に I/O ポート値、A/D 変換値、カウンタ値(入力ポート変化数)等をリモートに送信することができます。
●TDCP を搭載した CPU ボードの I2C インターフェイスで接続されたデバイスに対して、リモートからデータの取得や更新を行えます。また、TDCP デバイス自身を I2C スレーブデバイスとして使用することで、他のコントローラ(I2C マスター)から TDCP デバイス経由でイベントデータパケットをリモートに送信したり、TDCPデバイス中の共有データ領域をコントローラデバイス間で利用することができます。
●TDCP を搭載した CPU ボードの SPI インターフェイスで接続されたデバイスに対して、リモートからデータの取得や更新を行うことができます。
●TDCP 設定値をマイクロプロセッサ内の EEPROM に保存、リセット時に自動的に設定値をロードすることができます。
●TDCP 設定値変更、EEPROM への保存、プロセッサリセット等の作業を、リモートから全て操作可能です
●リモートコマンドやイベント送信時に、TDCP を搭載した CPU ボードを途中に複数経由して送信することが出来ます。

■Arduino UNO搭載CPU をTDCP328 CPUと入れ替えた場合の各ピンの配置図



■応用例(1)リモートセンサーを設置して在宅監視システムを構築

リモートに設置したArduino(TDCP328) デバイスにリードセンサーを接続して窓やドアの開閉の検知ができます。また 赤外線センサー(人感センサー)をI/O ポートのカウンタ入力に接続して、人や動物などの動きを検出してメールを送信したり、アラーム装置に出力できます。

同時に複数のリモートデバイスを使用することもできますので、広い範囲の監視を一度に行うことができます。

■応用例(2)一定間隔でセンサーのサンプリングを行って集計

Arduino(TDCP328)に温度・湿度・照度センサーを接続して、それらのA/D 変換値を、予め設定したサンプリング間隔でサーバーに送信してデータ収集を行うシステムを構築できます。
サンプリング間隔毎に リモートデバイス からイベント送信が行われますので、サーバー側のシステムではポーリングやタイマー監視等の仕組みは必要ありません。
また、ABS-9000 DeviceServer ではデータベースへの集計データの格納や、データ統計のライブラリが用意されていますので、センサーシステム構築が簡単にできます。


■製品に含まれるもの

●TDCP for ATmega328 ファームウエア書き込み済み CPU
(ATmega328P、外部クロック 16MHz、動作電圧5V 用)
●納品書兼領収書
●ライセンスシール

(Arduino CPU ボード本体や、サーバー側のコントロール用ソフトウエアは同梱されていませんので、お客様でご用意下さい)

■キット製品のドキュメントは下記からダウンロードして下さい

TDCP for ATmega328 ユーザーマニュアル (pdf ファイル形式)