■製品名 ABS-9000 DeviceServer ■製品概要 ABS-9000 DeviceServer は、オールブルーシステムの提供するセンサーネットワークシステムを構築するためのサーバーシステムです。 センサーネットワークを構築するときに必要となる、複数のセンサーからのデータを自動で収集する機能や、有線や無線で接続した I/O 装置のコントロール機能、システム全体をコントロールするためのスクリプト機能があります。 製品の提供形態は、メディアとライセンスをセットにしたメディアセットと、インストールキットをオールブルーシステムのホームページからダウンロードしていただいて、後でメールでライセンスを送付するライセンス製品の2種類があります。 通常の有効期間無制限のライセンスの他に、期間を限定して安価にライセンスの取得ができる月間ライセンスも提供しています。最初に1月分のライセンスで始めて、後から月単位でライセンス期間を延長することもできます。試験的な運用を行いたい場合やイベントなどで予め運用期間が限定されている場合などに、非常にコストを抑えて DeviceServer を利用していただくことができます。 ■ライセンス価格(スタンダードライセンス) ¥9,800円 ■ライセンス価格(エンハンスライセンス) ¥49,800円 (エンハンスライセンスについては下記説明をご覧ください) ■月間ライセンス価格 ¥500円〜/月 ご購入は、ライセンス製品購入ページからご注文お願いします ■メディアセット価格(スタンダードライセンス) ¥11,000円 ■メディアセット価格(エンハンスライセンス) ¥51,000円 (エンハンスライセンスについては下記説明をご覧ください) ご購入は、キット・メディアセット購入ページからご注文お願いします (上記価格は予告なく変更される場合があります、ご了承下さい) ■製品機能 ABS-9000 DeviceServer は、センサーネットワークを構築するときに必要となる、複数のセンサーからのデータを自動で収集する機能や、有線や無線で接続した I/O 装置のコントロール機能、システム全体をコントロールするためのスクリプト機能を持ったサーバーシステムです。 DeviceServer の主な機能: ●ネットワーク経由で複数のI/O 装置のコントロールとデータ収集(アラームデバイス) ●市販の複数のXBee デバイスのコントロールとデータ収集、リモートXBee デバイス管理用の専用クライアントアプリケーション ● XBee は 802.15.4 Series1 と ZigBee 対応 Series2 の両方に対応していて、同時に両タイプのモジュールを使用することもできます。 ●シリアル接続の測定器やアクイジション装置を接続してデータの取り込みができます。 ●カードリーダやバーコードリーダ等を接続したシステムを簡単に構築することができます。 ●MQTT ブローカにスクリプト中からメッセージを送信したり、任意のトピックを購読して受信したメッセージを簡単にセンサーネットワークで利用できます。 ●シリアルコントロール用のリモートI/O 装置を接続できます。 ●Arduino CPU ボード等で使用される FIRMATA プロトコルをサポートしていますので、PC と連携したシステムが簡単に構築できます。 ●GPS装置から出力される NMEA データを簡単にとりこめます。 ●複数のXBee デバイスを集中管理して、リモート操作やデータの収集ができます。 ●XBee デバイスと専用のファームウエアを搭載したマイコンを組み合わせたリモートI/O 装置のコントロールとデータ収集(TDCPデバイス) ●システム全体の動作をコントロールするための高速スクリプト機能 ●複数のデバイスからのイベントに応答して処理をするためのイベントハンドラ機能 ●ユーザー管理機能(一般ユーザーや管理者等の実行権限の設定などもできます) ●セッション管理機能 ●メールサーバーと接続して、メールの自動受信や応答、メール送信が可能 ●外部のユーザープログラムやEXCEL(VBA) 等から DeviceServer を利用するための専用APIライブラリ(DLL)提供 ●携帯やインターネットメールからのリモート操作機能 ●大量のサンプリングデータを効率よく処理するためのデータベース機能を内蔵 ●グローバル共有データ機能やセッション共有データ機能による、スクリプトやイベントハンドラ間で利用可能なスレッドセーフなデータ処理ができます。 ●サーバー内の動作状態やユーザー作成のメッセージが自動的に記録されるログサーバー機能 ●外部WebサーバーやブラウザのJavaScript 等からアクセス可能な、Web サーバーAPI 機能 ●スクリプト中から指定したテキストを FAX で送信する機能 その他の機能や詳細は左記の ABS-9000 DeviceServer ユーザーマニュアルもご覧下さい。 ■製品の特徴 DeviceServer には、インターネットメールや携帯のメールからリモート監視をする機能が付いていますので、外出先からの操作や遠隔地にあるシステムの監視をする場合に利用できます。 インターネットで広く使われている Web 標準の API も内蔵していますので、PC のWebブラウザはもちろんのこと、PDA や 携帯からもアクセスができます。 インターラクティブでリッチな操作が可能な Flash や Processing などからも DeviceServer にアクセスできますので、フィジカルコンピューティングへの応用も簡単にできます。 データ処理に必要なデータベース機能や共有データ、各種ライブラリ関数なども提供していますので、簡単にシステム構築を始めることができます。 リモートに設置された複数の XBee デバイスのコントロールや設定変更をするための機能があります。 XBee は 802.15.4 の Series1 と ZigBee 対応 Series2 の両方に対応していて、同時に使用することができます。 DeviceServer クライアントプログラムの GUI から、任意のリモート XBee デバイスのコンフィギュレーション変更やポート操作、PWM 操作等が可能です。また、スクリプトからも任意のリモート XBee デバイスを操作できますので、マルチポイント間のデータ収集やリモート I/O 操作を行なう様な、センサーネットワークを簡単に実現できます。 上記の様に XBee 単体で使用することもできますが、TDCP モニタプログラム(オールブルーシステムからファームウエアを無償で提供しています)が動作する CPU ボードと組み合わせることで、操作可能な I/O ポート数や A/D チャンネルを増やすことができます。またリモートデバイスの I/O や A/D 変換値が、事前に設定した条件になったときにイベントを送信して、そのイベントに対しての動作をスクリプトで記述することができます。 また TDCP を搭載した CPU ボードに、GPS レシーバーや LCD 表示器、ブザーやランプ等のアラーム機器を接続して、簡単なコマンド文字列をスクリプトから送信することでリモートに設置したこれらの機器を自由に制御できます。 ■応用例 PC とUSB で接続した I/O 装置(Arduino 等)にセンサーを接続するだけで直ぐにホームセキュリティシステムを構築できます。例えば、窓枠やドアにリードセンサーをつけたり、居間に光センサーや人体センサーを設置して、これらセンサーから出力されるイベントデータを処理して、侵入検知や在宅監視を行なってメールやアラームで知らせるようなシステムを簡単に構築できます。 広範囲の検出が必要な場合には、ワイヤレス機能をもった XBeeを使用することで、簡単にワイヤレスセンサーネットワークを構築できます。 この場合には、センサーデータをサーバーに送信するための配線が不要になりますので、大量のセンサー設置や遠隔地、移動する対象に対する監視も可能になります。 ■メディアセット製品とライセンス製品の違いについて ライセンス製品は、お客様自身にインストールキットをオールブルーシステムのホームページからダウンロードしていただいて、サーバーをイントスール後にライセンスのみを購入していただくものです。この場合には、ライセンスはメールに添付してお客様に送付します。ライセンスを購入頂く時に指定された、お客様の PC 1台に対してライセンスを発行します。 メディアセット製品は、インストールキットとライセンスがセットになったメディアをお客様に送付します。このメディアを使用してPC にサーバーをインストールすることで、直ぐにご使用いただけます。インストールメディアをセットした任意のPC 一台に対してライセンスを発行します。DeviceServer を実行する PC を変更する場合には、インストールメディアを入れ替えることで、別の PC で DeviceServer を実行することができます。 ■エンハンスライセンスについて ABS-9000 DeviceServer は2ユーザーまで 同時にログインして使用できますが、もっと多くのログインセッションを同時に使用したい場合のために、エンハンスライセンスを用意しています。エンハンスライセンスはスタンダードライセンスに比べて下記の違いがあります。 ・最大同時ログイン数が 2 から 10に増加 ・ネットワーク接続のアラームデバイスの最大同時接続数が 2 から 10に増加 ・シリアルデバイスの最大同時接続数が 2から 10に増加 ・Oracle DBMS への接続機能を追加(DB への同時接続数の設定も自由に設定可能) ・スクリプト最大同時実行数を自由に設定可能。スタンダードライセンスではスクリプトの最大同時実行数は 16 で固定ですが、この値を自由に増減できます。スクリプトの最大同時実行数を制限したり、大きくすることで高負荷時の安定運用ができます。 XBee 管理機能や UIOUSB接続機能などはスタンダードライセンスと同様です。通常のセンサーネットワークシステムではスタンダードライセンスの機能で十分ですが、上記の機能が必要な場合には、エンハンスライセンスをご検討下さい。 |
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■製品に含まれるもの(メディアセット製品の場合です) ●インストールキット用USB フラッシュドライブ(次の内容が入っています) * サーバーソフトウエアインストールキット * オンラインマニュアル * ライセンスファイル キットに付属のUSB フラッシュドライブは、ライセンス認証用キーを兼ねていますので、常にPC に接続した状態で使用します。また、同梱されるUSB フラッシュドライブは写真のものとは異なっている場合があります ライセンスメディア製品の場合に、お客様指定のメーカー&製品の USB ドライブで納品することもできます。一般に流通していて市販で入手可能なものの場合にはその旨をご注文時のコメントに記載ください、別途お見積もりをいたします。また、お客様所有の USB ドライブを一旦オールブルーシステムに送付していただいてからライセンスを書き込んだものを納品することもできます、この場合にはライセンスメディア製品の価格以外には別途料金はかかりません(最初にお客様のUSBドライブをオールブルーシステムに送付する際の送料はご負担ください)。詳しくはお問い合わせください。 ●納品書兼領収書 ●セットアップガイド ■こちらから製品に同梱されているドキュメントをご覧になることができます。 ABS-9000 DeviceServer ユーザーマニュアル (pdf ファイル形式) セットアップガイド (pdf ファイル形式) ■ダウンロード ライセンス商品用の最新版インストールキットや、無償でご利用頂ける各種ファームウエア、マニュアル類もこちらからダウンロードできます。 |